むらもと農園 農産物の説明(芋類)

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じゃがいも 里芋  さつまいも  蓮根(平成22年は収穫なし)


じゃがいも

●栽培時期

春作:3月 種芋植付、6月 収穫

秋作:9月 種芋植付、12月 収穫

●品種

 平成12年春作から19年春作まで、いろいろな 品種を育てて比べた結果、当農園には「普賢丸」 が最も適しているとの結論に達しました。 平成20年秋作から22年秋作までは、「普賢丸」のみ 育てました。
 種芋は初めて育てた平成14年春に 愛野産のものを20kg購入し、その後はずっと 自給(自家採種)しています。

 「普賢丸」は総合的に評価すると良いのですが、 皮の渋味が気になります。これが唯一の欠点なの ですが、野菜は一般的に皮と身の間に有用物質が 豊富に存在すると言われており、皮ごと調理を 励行する上では気になる度合いが比較的高いです。
 そこで平成23年春作では、種芋を購入して 再び「デジマ」も栽培してみる予定です。

●育て方

 {米糠又は菜種油粕}と草を元肥とし、 追肥はしません。

 出芽後に芽欠きをして茎数を2本ずつに しなさいと、指導書には書かれていたりします。 しかし、「普賢丸」を自給種芋で育てると 勢いの良い茎が1本か2本だけ出ることが多いので、 芽欠きは不要です。
 生育途中に1回か2回、管理機で中耕と土寄せを します。

 現在は栽培面積が小さいので、全て 一株ずつ三つ股鍬で掘って収穫しています。 この方法はどの株から種芋を採るか選ぶのに 都合が良いです。
 じゃがいもは需要が多いので栽培面積を 増やしたくはあるのですが、連作にならないように 農地を使い回すこと(輪作)を考えると、 全体の農地面積の制約による限界があります。 耕作放棄地の新たな有効活用や、田畑輪換など により栽培面積を増やせないか、鋭意 検討中です。

●食べ方

 休眠期間の短い暖地二期作用品種 なので、収穫後3か月以内に芽が出てきます。 芽が出てもむしり取れば芋本体は全く支障なく 食べられます。芽が伸びてくると芋は次第に しわを生じてきますが、少ししわができた くらいでは食味は低下しません。
 皮に栄養素が多いと言っても、長時間光に 当たって緑色になった部分や芽には 「ソラニン」が含まれるので、むいたり むしり取ったりして除去して下さい。 緑化は室内の光でも起きるので 暗いところに保管して下さい。

じゃがいもの写真 一株分のじゃがいもを掘り上げたところ。
左手前の色の濃い芋は古い種芋で、 これは食用にはなりません。
平成22年12月25日、鹿町町大屋


里芋

●栽培時期

 4月 種芋植付、11,12,1-3月 収穫

●品種

 親芋、子芋両方を食用にする 「赤芽大吉」を育てています。
 種芋は自給(自家採種)しています。

●育て方

 {米糠又は菜種油粕}と草を元肥とし、 追肥はしません。

 生育途中に1回か2回、管理機で中耕と土寄せを します。
 植えた種芋は生育途中でしぼんでしまい、 そのすぐ上に新しい親芋ができます。 親芋の周囲に新しい子芋ができます。 子芋の周囲に孫芋ができることもあります。

 一株ずつ三つ股鍬で掘って収穫します。

●食べ方

 親芋、子芋両方をおいしく食べられる 「親子兼用品種」です。

親芋:  上述の通り親芋は古い種芋が太ったもの ではなく、種芋の上に新たにできたものです。 親芋は中身の量(重さ)当たりの皮の処理 の手間が少なくて済むので、煮物や里芋コロッケ など一度にたくさん調理するのに特に適しています。
 下半分は根の付け根のぶつぶつがあったりして 外観は無骨ですが、内部はでんぷんがよく蓄積 されていてホクホクして、食味最高です。
 上半分は外観は滑らかできれいですが、内部は でんぷんの蓄積が下半分に比べると少なめで 食感がやや硬いです。
 調理時は上半分と下半分が偏在しない ように混ぜて使うか、逆に両者の特性を 生かして使い分けるのが良いと思います。

子芋:  子芋は少量調理する時に便利ですが、 あくまでも大きく充実した親芋に付随して 産するものであり、子芋だけでは存在し 得ません。


さつまいも

●栽培時期

 3月 育苗ハウス内で種芋植付、6月 苗(つる)を 植付、10-11月 収穫

●品種

 「なると金時」と同じ 「高系14号」を主力として育てています。 「高系14号」の種芋は自給(自家採種)して います。

 平成22年は「ベニアヅマ」と「安納芋」も 育てました。

●育て方

 特に痩せている土の場合は{米糠又は菜種油粕} と草を元肥とします。そうでない場合は前作の 残さと草を土に返すだけにします。 追肥はしません。

 生育途中に2回か3回くらい草取りを します。
 さつまいもは乾燥に強いと言われますが、 それは苗が活着して充分に根を張ってからの ことです。それ以前に充分な降雨がない場合は 水やりをします。また、その後も極端な 高温・少雨が続く場合は水やりをします。

 一株ずつ三つ股鍬で掘って収穫します。

●食べ方

 芋の中のでんぷんを糖に変える酵素が 芋の中にあり、それが60℃付近の温度で働きます。 そのため、火やオーブンで時間をかけて加熱すると 甘くなります。電子レンジでは温度上昇が速すぎて 甘くなりません。
 皮もおいしく食べられます。保存適温10-15℃。 冷蔵不適。


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