<平成21年2月15日-平成30年7月7日 邑本太一 記>
長崎県佐世保市鹿町町(しかまちちょう)
口ノ里(くちのさと)及び同町大屋(おおや)
3年間以上農薬、化学肥料を使っていない農地で、野菜、米、麦、梅などを育てています。
化学肥料を使わない代わりに、草、わら、作物残さ、米糠、油粕、 鶏糞、豚糞、木や竹の灰を土に返しています。
虫や病気を駆除・防除するのではなく、虫や病気の来ない土作りや育て方をしています。
草は手で取っています。作物の障害にならない草は取らず、土作りに生かしています。
有機JASの認証は申請していません。 有機JASマークは不特定多数の人向けに流通させる場合に、 有機農産物であることの証しとなるものですが、 認証を受けるためには毎年多くの費用がかかります。 私たちは多品目少量栽培をして、主に特定少数の人に供給する農業を営んでいるので、 多額の費用をかけて有機JASマークを取得する必要はないと考えています。
有機JASマークがない代わりに、食べて下さる皆様に対して栽培状況を できるだけ細やかにお伝えするよう努めています。 このウェブサイトは、そういう情報伝達の一助になるよう考慮して 制作しています。また、私たちの農産物を食べて下さっている方々には、 日頃から実際の圃場を見て頂きたいと思っています。
近江商人さんの言葉をお借りして表現するならば、
野菜などの農産物を販売することにより、 現代の日本国で生活するために必要な所得を得ること。
食べて下さる方々に、安心して食べていただける
農産物を供給すること。
食べて下さる方々の健康の維持・向上に貢献すること。
それによって、食べて下さる方々に喜び、満足し、幸せに
なっていただくこと。
後の世代に環境破壊という負の遺産を残さぬように
努めること。
当地で自立できる農業の一つの実例を
示すことによって、耕作放棄地の復活と地域農業の
振興に貢献すること(まだまだ長い道程)。